BLOGブログ

2021.06.27.

毎年6月上旬に咲くエルダーフラワー。花粉症、風邪、インフルの予防に長い歴史。

毎年6月上旬頃に咲きます。

ヨーロッパ各地で多く栽培、利用されているエルダー。
当園では出荷の為に植えたのではなく、空いたスペースの景観用にと数本、
気軽に植えたものですが、何年か経ち
5~6m程度にまで大きな樹に育ちました。

エルダーの樹 (全体)

毎年、咲いたなと思って気が付いたら既に散っています。
そんな繰り返しで、これまではタイミングの合った時に、稀に
直接取引のあるレストランさんに出荷する程度でした。

料理にはシロップ漬けにしてスイーツ等に利用したり
お料理に散らして使うようですが

このエルダー。ヨーロッパでは古くから花粉症や風邪、インフルエンザの予防や
初期治療にと使われてきた歴史があります。
自然の植物から得られる免疫力アップ効果が高いと聞きます。

効果については、すぐに実感するというものはないでしょうけれども、
フレッシュ・エルダーフラワーのハーブティーの味や香りは如何ほどか??
ドライは結構販売されていますが、フレッシュティーについて、
長年の時を経て(笑)、確認してみました。

上記の写真には、当初一緒に入れようと思っていたペパーミントと共に写しましたが、
結果的にはエルダーフラワー単独で全く問題ありませんでした。

お湯を注いだ直後、花がうすピンクに変わりました。
仄かに香りはしますが、鼻を近づけないとわからない程度です。

綺麗に色が出ました。
お湯の温度は75℃位。蓋をして15分程度蒸らします。

早速いただきます。
香りは、量が少なかったからなのかフレッシュだからなのか、
穏やかで柔らかい花の香り。
味は円やかで意外とクセが無く、とても飲みやすく美味しかったです。

少しクセがあるのかなと思い、ミントも用意していましたが
全く必要ありませんでした。

薬効については、すぐに体感がある訳ではもちろんありません。
日常的に飲むことで、免疫力が自然と高まる感じでしょう。
休日の午後、お庭の植物を眺めながらいただくと
とてもリラックスできそうです。
 
 
ちなみに・・・
収穫せずに花が散った後には、
9月頃には小さいパープルの実が付きます。

エルダーの実。過去の写真から。

エルダーベリーといい、フラワーの持つ免疫力アップ成分にプラスして、
ビタミンAやCが多く含まれます。
エルダーベリーは、ネット通販でも人気のようです。
ブルーベリーのような、ラズベリーのような、酸味のある味で、
日常使いはし易いと思います。
今年は花を結構摘みましたので、エルダーベリーはあまり収穫できないかな?
 
 
エルダーは趣味で栽培している程度ですが、
季節を感じながら植物と共に過ごす生活もいいですね。

日頃は仕事としてのハーブ栽培でとても忙しいですが、
フレッシュのエルダー・ティーでリラックスできました。

NEW ARTICLES

  • 2024.05.19.

    お客様のイタリア展イベント

    先のゴールデンウィーク期間中、日本橋三越にて、DA OLMO の北村シェフがイタリア修行先のシェフ、カール氏とコラボ。ハーブを提供させていただきましたのでお邪魔してきました。

    [お客様のご紹介]
  • 2024.03.18.

    世界料理サミット 海外シェフのハーブ活用例

    過去の写真データを整理していて見つけた、世界料理サミット東京2009年の様子。
    改めて見て気付くこともありました。

    [ハーブ栽培への取り組み]
  • 2024.02.22.

    周年栽培している マーシュ。

    鉄分が豊富で、ビタミンC、ナイアシン、βカロテンなどが含まれています。

    [ハーブ栽培への取り組み]

CATEGORY