
2月中旬、農場周辺から見た空。
日の出が早くなり、徐々に春の気配も感じられるようになりましたが、
最低気温は-3~-5℃。
中央奥の山は飯縄(いいづな)山です。
今は閉鎖中のスキー場の一番下付近に高原農場があります。
ちなみに今期は品種を絞っているので
高原農場はお休み。
平地の真島農場のみで栽培、出荷しています。

日中は太陽さえ出れば、室内温度は30℃を超えます。
冬でも植物が伸び伸びしそうなイメージですが、
雲に陽が隠れたとたん、数分で15℃位まで室温が下がります。
曇りの日はかなり寒い。
この季節は暖房設備が欠かせません。
写真は、1ヵ月程度ぶりにようやく生育が回復、出荷が戻ったチャイブ。
出荷が滞ってしまった理由として、1月からの急な寒さもありますが
苗の定植遅れが響きました。
ここ数年の受注数量の乱高下で、出荷が増えたと思ったら急に落ち着いてしまい、
収穫量が減ったことから、準備した苗を植えるスペースの確保が出来なくなる事態に。
結果、苗を植えるのがかなり遅くなってしまったことによる生育障害が原因。
通常は過去のデータとその年の様子を元に緻密に作付け計画を練るのですが、
昨今の経済情勢、急な行動制限や、急な(我々にとっては1ヵ月程度は急)規制緩和では
昨日は夏で今日は冬くらいの感覚で。その冬が2年続いたかと思ったら急な猛暑。
正直、まともに対応できるはずも無く、本当に混乱してます。
いずれにしても、やっとのことで通常出荷に戻せたチャイブ。
周囲の変動に、あまり影響を受け過ぎないようにした方が良さそうです。
ミント類も伸びてきました。
今期はほとんど出荷をしていませんが、
寒さで伸び悩んでいたところ
徐々に伸びてきました。
水やりのムラから、所々の葉はまだ硬め。




ローズマリーに関しては、栽培管理にまで手が回りませんでした。
この時期は市場ではどこにも無く、輸入に頼っているそうです。
売れるとわかっていれば様々な対応が出来なくもありませんでしたが、
先行き不透明な期間が長過ぎました・・。
また少しずつ、手入れをしていきたいと思います。

これはオキザリスのトリアングラリス種です。
1年中、花が咲いています。
蝶のような葉で、酸味があります。
特に出荷はしませんが、最近のレストランの流行りものです。